警報器

ガス漏れ警報器は、万一ガス漏れが発生した場合、ランプと警報音で異常をお知らせします。24時間ガス漏れを監視する、暮らしの見張り番です。
設置後5年を経過すると、ガス漏れ警報器が感知性能の劣化のため所定の性能を維持できなくなりますので、お取替えが必要となります。

1.ガス漏れ警報器とは

  1. ガス漏れ警報器は、万一ガスが漏えいした場合、危険な濃度に達する前に警報を発する装置です。
  2. ガス漏れ警報器は、空気より軽いガスの場合は天井付近に、空気より重いガスの場合は床面付近に接します。
  3. ガス漏れ警報器の有効期限は5年間です。有効期限前にはお取替えが必要です。

2.ガス漏れ警報器が作動した場合は

ガス漏れ警報器が作動したら、ガス漏れの可能性があります。
あわてずに以下の項目についてすみやかに対応をお願いします。

  1. 火気は絶対に使用しないで下さい。
  2. 着火源となる換気扇、電灯等のスイッチに絶対に触れないで下さい。
  3. 窓や戸及び入り口ドアを大きく開けて換気に努めてください。
    但し、ガス臭が室外の場合は、窓や戸を閉めてガスの室内への侵入を避けてください。
  4. ガス栓やメーターガス栓を閉めてください。
  5. すぐに沖縄ガスへ電話連絡をお願いします。
  6. ガス臭いところから離れてください。
  7. お隣近所へもご連絡をお願いします。

3.ガス漏れ警報器の取付位置は

都市ガス用ガス漏れ警報器の設置は、ガス事業法「ガス漏れ警報設備の規格及びその設置方法を定める告示」第3条で定められています。
また、プロパンガス用警報器の設置は、「供給設備・消費設備及び特定供給設備に関する技術基準等の催促を定める告示」第13条で定められています。
ガス漏れ警報器の取付位置については、次の概略図をご参考下さい。

ガス漏れ警報器の取付位置

(出所:株式会社金門製作所)

ガス漏れ警報器の取付位置:取り付け場所は決まっているよ
LPガス、空気より
重い都市ガス
燃焼器と同じ室内の壁面で、燃焼器から(建築基準法ではガス栓から)水平距離4m以内、床面から警報器上端までの高さ30cm以内の位置に設置する。
空気より軽い都市ガス ガス器具と同じ室内の壁面又は、天井面でガス器具から水平距離8m以内(バーナーが2ケ所以上ある場合は警報器から最も離れたバーナーの中心から8m以内)、警報器の下端が天井面より30cm以内の位置にあるよう設置する。また、天井面が60cm以上のはり等により区画されている場合は、はり等のガス器具側に設置する。ガス器具がある室内で天井付近に吸気口のある場合は、そのガス器具に最も近い吸気口付近に設置する。

ガス漏れ警報器の取付してはいけない場所

(出所:株式会社金門製作所)

LPガス
  1. 出入口付近や換気口の空気吹き出し口から1.5m以内の外気が流通する場所。
  2. 床面に20cm以上の段差があり、低い方にガス器具がある場合、床の高い方の区域。
  3. 厨房設備、家具等かげになりガスが流通しにくい場所。
  4. 周囲温度が、マイナス10度以下また40度以上になるおそれの場所。
  5. 警報器の上に器物や、煮こぼれ、水などがかかるおそれのあるところ。
  6. 浴室内など水のかかる場所や、水滴のつく場所。
  7. ビルなどの湯沸室で、夜間は電源を切ったり、使用時しか電源を入れない場所。
都市ガス
  1. ドア付近などの風通しのよいところ。空気吹き出し口から1.5m以内の場所。
  2. ガス器具より排気、湯気、油煙などが直接かかる場所。
  3. エアコン等の吹き出し口の近く。
  4. カーテンウォールなどで仕切られているところ。
  5. ビルなどの湯沸室で、夜間は電源を切ったり、使用時しか電源を入れない場所。
  6. 浴室内など水のかかる場所や、水滴のつく場所。
  7. 食器棚などの上部(気流の流れが妨げられるところ)。
  8. 周囲温度が、マイナス10度以下又は50度以上になるおそれのある場所。

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